ゼンハイザーのヘッドホン「HD599」を使用しはじめてから結構な時間が経ちますが、愛用していると言っても過言ではないお気に入りのヘッドホンになっているため、改めてその使用感を色々書いてみたいと思います。
デザイン、使用感
見た目に関してはよく「プリン」と形容されるそのカラーリングが特徴的でしょう。色合いも相まって可愛らしさも感じるデザインとなっています。別のカラーとしてブラックも用意されているため、無難なカラーリングを好む方はそちらを選ぶと良いでしょう。
装着感は非常に快適で、側圧もちょうどいいため、メガネを掛けながらでも問題なく使用することができます。付けていてきついと思ったこともなく、かといってゆるさも感じないちょうどいい装着感です。ヘッドバンドの長さは調整できるため、頭の大きさは基本的に気にすることはないと思われます。
音質
音質はとにかく素晴らしいです。開放型のヘッドホンということもあり、音の広がりも良いです。
音域としてはどの音域も尖りがなく万遍ないといった感じです。バランスの良い音という表現が似合うかもしれません。音の粒がはっきりと分かるくらいには空間的な音の表現力が高く、クラシックやジャズにも向いています。大抵のジャンルの音楽にフィットすると思われます。
音楽鑑賞はもちろんのこと、映像やゲーミングヘッドホンとしての使用にも対応できるでしょう。
一方で際立った個性はないとも言えるため、低音が強いものがいいといった癖のあるヘッドホンを求める方には向かないかと思います。
開放型ヘッドホンに共通する注意点ではありますが、音漏れはそれなりにするのでそこは気をつけましょう。
まとめ
HD599はヘッドホンとしてどの点においても高水準な製品であると感じます。価格帯としても3万円以内で購入できることもあり、良いヘッドホンというのを試してみたいという人にとってはこれ1台持っておくだけでも十分に満足できる一品でしょう。